トラックカーナビなど、大型車の高速道路での最高速度90km/hに対応《写真提供:ナビタイムジャパン》

ナビタイムジャパンは、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ」を含む関連サービスが、4月1日から施行された大型車の高速道路最高速度の引き上げに対応したと発表した。

これまで車両総重量8トン以上のトラックの高速道路での最高速度は80km/hが上限だったが、新たな道路交通法施行令改定により90km/hに引き上げられた。今回の対応により、トラックカーナビは車両総重量8トン以上のトラックに適用される新しい最高速度でルートや到着予想時刻を算出するようになる。また、トラックカーナビでは、会社の規定などで最高速度の上限が独自に設定されている場合、アプリ内の設定でユーザー自身が最高速度を90km/h以下に設定することも可能だ。これにより、より正確な到着予想時刻を提供し、運送効率の向上やドライバーの待機時間削減に貢献することが期待される。

ナビタイムジャパンは、正確な到着予想時刻の算出が、適正な労働時間の確保や安全運転に繋がるとして、プローブデータを活用した渋滞予測精度の向上など、技術開発を進めている。2023年10月のユーザーアンケートでは、『トラックカーナビ』の到着予想時刻の正確さを評価する声が多数寄せられた。

ナビタイムジャパンは、今後もドライバーの労働環境改善や運送業界全体の効率化に貢献するためのサービス提供を続けていく方針だ。

トラックカーナビの利用前後で到着時刻はどう変化したか?《グラフ提供:ナビタイムジャパン》 250km以上のルート検索時の所要時間の変化の分布《グラフ提供:ナビタイムジャパン》