ロブーターX40《photo by Robooter》

スタートアップ企業のロブーター(本社:中国上海)は、CES 2024で新型電動車椅子『X40』を発表した。ロブーターのX40は、“セミアウトドア”向けの電動折りたたみ車椅子だ。

CES 2024は3275の出展者が参加する世界最大規模のテクノロジー展示会で、参加者の63%が購入意向を持つとされている。ロブーターのような新興企業にとって、自己PRするための有力なプラットフォームだ。スタートアップ企業は今回1051社が出展している。

X40は長時間使用可能なバッテリーと使いやすい操作インターフェイスを備え、ほとんどの表面でスムーズに走行できる(それゆえセミアウトドア=インドア・アウトドア両用)。介護者や支援の家族による使い勝手も考慮されているという。オプションで小型の10Ahバッテリーを装着すれば、航空機、列車、地下鉄といった公共交通機関への持ち込みが簡単になる。

ロブーターはEシリーズの『E40』と『E60』も展示した。E40は屋内での利用に適したスタイリッシュな電動折りたたみ車椅子で、1回の充電で約23km走行可能。軽量設計で、車や飛行機などでの移動に便利だ。

E60シリーズはアウトドアでの使用に特化した製品だ。「E60」と「E60-A」は10インチの全方向車輪を、「E60Pro」と「E60Pro-A」はより大きな12インチの車輪を装備しており、最大で約7.9cmの段差を乗り越えることができる。

ロブーターの電動車椅子《photo by Robooter》