ゼンヴォオートモーティブ・オーロラ《photo by Zenvo Automotive》

ゼンヴォオートモーティブ(Zenvo Automotive)は11月16日、新型ハイパーカー『オーロラ』を11月17日に米国で開幕するロサンゼルスモーター2023に出展すると発表した。

ゼンヴォオートモーティブは、デンマーク・コペンハーゲン近郊に本拠を置く。デンマーク初のスーパーカーの開発に取り組み、2007年に最初のスーパーカーとして、ゼンヴォ『ST1』を発表した。同車はその後、『TS1』に進化している。

同社の最新作が、オーロラだ。カーボン製モノコックとカーボン製サブフレームを備えたモジュラー設計のシャシーを採用する。オーロラのパワートレインは、公道での使用を前提に設計されており、世界で最もパワフルな公道用V12エンジン、と自負する。6.6リットルV型12気筒ガソリンエンジンに、4個のターボを装着する。このV12エンジンは、最大出力1250hp/8000rpmを発生し、9800rpmまで回る。

オーロラでは、V12エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載する。ツーリング仕様の「Tur」グレードの場合、フロントの2つのモーターとリアのシングルモーターが最大で600hpのパワーを引き出し、システム全体で1850hpのパワーと173.3kgmのトルクを獲得する。

このユニークなパワートレインは、公道での使用を想定して設計されたもので、公道走行が可能なV12エンジンとしては世界最強という。トランスミッションはパドルシフト付きの7速。乾燥重量は1450kg。0〜100km/h加速2.3秒、最高速450km/h、としている。

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