AIシェアリングモビリティサービス「mobi(モビ)」《写真提供:WILLER》

Community Mobilityは、30日間エリア内定額乗り放題の交通サービス「mobi(モビ)」を東大阪市の東部エリアで8月14日より開始する。

KDDIと高速バス事業などを展開するWILLER(ウィラー)が設立した合弁会社であるCommunity Mobilityでは、AIシェアリングモビリティサービス「mobi(モビ)」を展開している。mobiはこれまでの徒歩や自転車、マイカーのちょいのりに代わる、生活圏内における新しいスタイルの「共有交通」。住民たちが毎月定額を出し合うことで、自分たちの思い通りに動く運転手付きの車を複数台共有する感覚で利用できる。

東大阪市東部エリアは、公共交通が便利な一方、生駒山麓部の傾斜地という立地により、自転車や徒歩での移動に負担を感じている住民も少なくない。そこでCommunity Mobilityは、東大阪市、梅田タクシーと「AIオンデマンド交通事業に関する連携協定書」を締結。生活を支える持続可能な交通システムの構築と、社会的・地域的ニーズに合った交通手段の確保を目的とし、AIオンデマンド交通の実証運行を行う。実証を通じ、AIオンデマンド交通が地域的ニーズに合った交通手段として有効なのか検証する。

mobiは、アプリや電話で簡単に呼ぶことができ、AIルーティングにより、利用客の予約状況や道路状況を考慮して、最適なルートで相乗りしながら目的地まで効率よく移動できる。サブスクの「定額乗り放題プラン」は30日間6000円(東大阪市割引適用で5,00円)で利用可能。利用回数が少ない人には、30日間1400円(5回乗車可)と30日間2100円(8回乗車可。東大阪市割引適用で1800円)の「回数券プラン」や、1乗車300円(6歳以上12歳以下150円)の「ワンタイムプラン」も用意する。乗降場所は145か所からサービス開始。自分たちが使いやすいよう、乗降場所の追加・変更リクエストができる。

サービス提供エリア《写真提供:WILLER》