日産 ノート e-POWER(2017年)《写真提供:日産自動車》

日産自動車は7月14日、『ノート』などe-POWER車3車種48万4025台について、走行不能となるおそれがあるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは『ノート』『セレナ』『キックス』の3車種で、2016年8月25日〜2022年3月23日に製造された48万4025台。

対象車両は、発電用エンジンのブローバイガスを吸気管に導くブローバイホースにおいて、開発時の評価が不十分なため、ホース表面の劣化を防止するプロテクタの寸法が不足している。このため、使用過程においてプロテクタで覆われていない部位のホース表面に亀裂が発生し、最悪の場合、エンジンが始動せず、走行中にモーターが停止し、走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、ブローバイホースを対策品(プロテクタ延長品)と交換する。

不具合は53件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

対象車種《表提供:国土交通省》 改善箇所《写真提供:国土交通省》