ラム TRX サンドブラストエディション《写真撮影 佐藤耕一》

日本にいると普段あまり目にすることがないピックアップトラック。アメリカでは、これを普段使いの足グルマとして乗る文化があり、車種別販売ランキングでは常にトップを占めるほど台数を売るカテゴリだ。

そのピックアップトラックには、長年人気を誇る定番の三大ブランドがある。フォードの『Fシリーズ』、GM傘下シボレーの『シルバラード』、そしてステランティス(クライスラー系)傘下の「ラム」だ。ラムもFシリーズヤシルバラードと同様にダッジの車名だったが、近年“分離・独立”してフォードやシボレーと同格のブランドになった。

◆桁違いのパフォーマンスを発揮
今回紹介するのは、そのラムブランドのなかでも最強のパフォーマンスを誇るピックアップ『1500 TRX』サンドブラストエディション。地球史上最強の生物と言われるT-REXを冠した車名のごとく、桁違いのパフォーマンスをピックアップトラックに盛り込んだモンスタートラックだ。

搭載されるエンジンは、アメリカンマッスルカーのなかでも最強のダッジ『チャレンジャー』SRT ヘルキャットに積まれるV8 6.2リットル スーパーチャージドHEMI SRTエンジンと共通。最大出力702hpを発揮し、8速ATによって0-60マイル加速はなんと4.5秒を叩き出す。

ボディサイズは全長5920×全幅2240×全高2060mm。ダンパーはビルシュタインBLACK HAWK e2ショックアブソーバーを搭載。鍛造アルミニウム製のアッパーアーム&ロアアームや、通常のラムと比べ2インチリフトアップなどのファクトリーチューニングが施される。

ホイールは、サンドブラストエディション専用オプションの18インチブラックビードロックアルミホイールに325/65R18 グッドイヤーオールテレーンタイヤの組み合わせ。

ボンネットには熱対策のエアインテークとエアアウトレットが無数に設けられ、インテーク部分の特徴的な3連LEDマーカーも存在感を発揮する。

<取材協力:キャルウイング(埼玉県所沢市)>

ラム TRX サンドブラストエディション《写真撮影 佐藤耕一》 ラム TRX サンドブラストエディション《写真撮影 佐藤耕一》 ラム TRX サンドブラストエディション《写真撮影 佐藤耕一》 ラム TRX サンドブラストエディション《写真撮影 佐藤耕一》 搭載エンジンを示すオーナメント《写真撮影 佐藤耕一》 ボンネット上の三連LED《写真撮影 佐藤耕一》 V8エンジンの右バンク。ヘッドが真っ赤に塗装されている《写真撮影 佐藤耕一》 ラム TRX サンドブラストエディション《写真撮影 佐藤耕一》