「Coppa Centro Giappone」目玉イベントの1つのラリーのチラシ《画像提供 コッパチェントロ実行員会》

名古屋城をバックにWRCや全日本ラリー選手権のマシンが駆け、まちなかの公園には希少なクラシックカーやレーシングカー、エコカーがズラリと並ぶ壮大なイベントが初開催。名古屋市を舞台に10月23日、「コッパ・チェントロ・ジャッポーネ」が開かれる。

同イベントは、愛知県、名古屋市が後援。名古屋市の「文化芸術推進計画2005」に基づき、自動車にまつわる歴史や芸術文化への理解を深める趣旨で開催。「自動車の昨日、今日、明日」という副題が添えられている。

会場は久屋大通公園や名城公園を中心に、中心市街地全体を使って行われる。

目玉の1つは、WRCと全日本ラリーの競技車両によるエキシビション走行。名古屋城をバックにトヨタ、スバル、シュコダのマシンが自慢の力強い走りを見せる。また、チケット(VIP席2000円、一般席1000円)の購入者を対象に、抽選で同乗体験も行う。

このほか、久屋大通公園やオアシス21などでは、1930〜70年代のフランス車や戦後の復興機のマイクロカー、名古屋の友好都市であるイタリア・トリノで生まれた名車の数々、フェラーリのF1と最新のロードゴーイングカー、カーボンニュートラルの時代にふさわしいエコカーや競技車両などを展示する。

また、名古屋市役所周辺ではクラシックカーラリーやパレードなども行われ、イベントに花を添える。

同イベントは初の開催だが、実行委員会では「名古屋の秋の風物詩となるよう来年以降も続けていきたい」と話している。

「Coppa Centro Giappone」のポスター《画像提供 コッパチェントロ実行員会》