東京ビッグサイトで7月1日まで開催されている地域防災EXPO(自治体・公共 Week)。三和商事株式会社のブースに、軽トラックが展示されている。
この軽トラックは『GENSAI』と名付けられ、減災を目的に、防災グッズの出張販売を行っている販売カーだ。学校や自治体、防災イベントなどに駆けつけ、防災グッズの販売だけでなく、防災用品の説明、備蓄食の試食会、災害時に役に立つロープワークの講習など、防災教育にも力を入れている。三和商事は教育教材、理化学機器、保健衛生用品、防災グッズや備蓄食などを販売する会社だが、災害が多くなってきた昨今の事情をふまえ、少しでも防災意識を高めてもらいたいとの思いから、小学生や中学生を対象にした講習も、消防OBや防災士と一緒に行っている。
ブースでは実際に防災士によるロープワークの実演も行っており、販売カーに積まれた備蓄食や防災グッズについての説明も行ってくれる。また、防災に役立つリュックの展示も行われていた。
『多機能リュック』、『日常防水がうれしい浮くリュック』、『こどもを突然の水害から守るリュック』の3種は、ネーミング通り身を守るために役立つリュックとなっている。担当者の話では、3.11の被害を目の当たりにして、もっと日常的に身を守るようなグッズを作られないだろうかと言う思いから企画がスタートし、試行錯誤を繰り返して出来あがった製品とのこと。
多機能リュックはIPX5相当の防水性能を有し、救命胴衣同等の以上の高浮力を兼ね備えたリュックだ。リュックの中に水を入れると給水タンクとしても使え、下部にはバルブが備わっているためシャワーのように水を出すこともできる。日常防水がうれしい浮くリュックは、多くの女性の声をもとに開発され、普段使いできるようなデザインでありながら、防水性能、水害時には浮きとして使える浮力性能を兼ね備えている。こどもを突然の水害から守るリュックは、リュックのサイドに浮力板が内蔵され、引き出して腹部分に巻き付けるようにベルクロで留めれば、身体が水に浸かっても、立ち泳ぎのように浮いていられるという優れもの。これらの商品は、『BOUSAI FARM』と呼ばれる本社のある千葉県市川市のショップや、東京支社の江戸川区中央のショップでも見ることができる。
防災&防犯グッズは軽トラで売りに来る…地域防災EXPOに『GENSAI』
2022年06月30日(木) 21時30分
関連ニュース
- トーヨータイヤが耐摩耗性能と低燃費性能を両立した小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」を発売 (04月25日 15時00分)
- トーヨータイヤが“低電費”と耐摩耗性能を両立した小型EVトラック用リブタイヤ「ナノエナジー M151 EV」を発売 (04月25日 11時30分)
- 三菱ふそう、キャリアカー仕様のeキャンター新型など展示予定…ジャパントラックショー2024 (04月24日 07時15分)
- いすゞとUDトラックス、ジャパントラックショー2024に共同で出展へ (04月24日 07時00分)
- スズキがスーパーキャリイ「軽トラ市」仕様など出展へ…ジャパントラックショー2024 (04月23日 16時45分)