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総務省は5月26日、5.2GHz帯自動車内無線LANの導入に向けて電波法関係省令を改正すると発表した。

今後、自動車内での動画配信サービスの利用が見込まれる中、車内での無線LANシステム導入の需要が高まっていることから、5.2GHz帯自動車内無線LANの導入に向けて制度を整備する。

現在、自動車内でスマートフォンなどのテザリング機能を利用しての2.4GHz帯、5.6GHz帯無線LANの使用が可能だが、走行中、5.6GHz帯無線LANで通信遮断が生じるおそれがあり、リアルタイムでの動画コンテンツなどの視聴には適していない。海外では5.2GHz帯無線LANを使用したユースケースが検討されていることもあって、5.2GHz帯自動車内無線LANを活用できるように制度を整備する。

電波法施行規則等の省令や周波数割当計画などの一部を改正する。パブリックコメントを実施した上で手続きを進めていく。

5.2GHz帯自動車内無線LANのユースケース《画像提供 総務省》