EVS31開会式 テープカット

経済産業省の大串大臣政務官が1日、神戸市で開催された電動車の世界最大級の国際シンポジウム「EVS31」の開会式で講演し、世界の温室効果ガス排出量削減に向けた日本の自動車産業の長期ゴールと、国際連携の重要性を強調した。

大串大臣政務官は、開会式で、「自動車新時代戦略会議」で7月に取りまとめた中間整理に基づき、世界の温室効果ガス排出削減に向けて、日本が燃料から走行までトータルでの温室効果ガス排出量をゼロにする「Well-to-Wheel Zero Emission」にチャレンジする長期ゴールを国際的に打ち出すとともに、国際連携の重要性を主張した。

また、経済産業省の呼びかけで、電動化に向けた政策面での国際連携を強化するため「ポリシーラウンドテーブル」を初めて開催した。

世界各国16の政府・機関の代表者が参加し、各国・地域の電動化の現状や政策を共有した。今後の電動車普及に向けて各地域のインフラ整備状況を考慮した適切な政策の措置、技術革新促進、蓄電池のエコシステム確立や、効率的な充電インフラ整備、蓄電池資源のサプライチェーンに関する国際的な議論の深化などに話し合った。同時に、次回以降のEVSでもこれらについて継続的に議論する場の必要性も確認した。

EVS31で経済産業省の呼びかけでポリシーラウンドテーブルを開催