デンソーとNRIセキュアは9月27日、車載電子製品のセキュリティ診断を中心としたサイバーセキュリティ事業を行う合弁会社「株式会社NDIAS」を設立すると発表した。
自動運転やコネクティッドカーの時代が間近に迫り、多種多様なものが自動車とつながることで、外部からのハッキングなど新たな脅威が生まれつつある。それに伴い、自動車向けのサイバーセキュリティ要件については国際標準化に向けた議論が進められており、日本でも自動車メーカーを対象にしたサイバーセキュリティ対策の義務化、法制度化が検討されている。
こうした背景を踏まえて、新会社は、これまでデンソーが培った車載品質や車載に適したサイバーセキュリティ技術開発のノウハウと、野村総合研究所グループのセキュリティ事業の中核を担うNRIセキュアが金融システム、重要インフラや民生機器の分野において培ったセキュリティ診断、コンサルティング事業のノウハウをいかし、ホワイトハッカーとして自動車の開発段階から量産後に必要となる対応まで一貫した車載電子製品のセキュリティ診断およびコンサルティング業務を行う。
新会社は資本金1億円で両社が折半出資し、2018年12月に設立する予定だ。
デンソーとNRIセキュア、自動車サイバーセキュリティ事業の合弁会社設立へ
2018年09月28日(金) 07時30分
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