山間部のカーブが連続する区間を走行していたトラックが対向車線側へ逸脱し、対向してきたバイクと衝突する事故が起きた。この事故ではバイク運転者が死亡しており、警察はトラックの運転者を逮捕している。、

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19日午前8時ごろ、大分県日田市内の国道210号を走行していたトラックが対向車線側へ逸脱。対向してきた原付バイクと衝突する事故が起きた。この事故でバイクの運転者が収容先の病院で死亡している。

大分県警・日田署によると、現場は日田市天瀬町馬原付近で片側1車線のカーブが連続する区間。トラックはカーブを進行中に対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を順走してきた原付バイクと正面衝突した。

衝突によってバイクは中破転倒。運転していた同市内に在住する23歳の男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で約3時間後に死亡した。トラックを運転していた福岡県内に在住する32歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

事故当時、現場付近では雨が降っており、路面は濡れて滑りやすい状態となっていた。警察ではスリップとハンドル操作の誤りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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カーブ逸脱の事故では速度超過が第一に疑われるが、現場は双方ともに速度が出せるような区間ではなかったようだ。この事故発生を受け、現場を管轄する日田署では交通非常事態宣言を発令して取り締まりを強化するという。