e燃費アワード2017-2018

e燃費アワードとは

e燃費の利用ユーザーから投稿された年間約100万回の給油情報から、車種別の実用燃費データベースを作成。そのうち、現在販売中の車両を対象にランキングを作成しました。車の本当に優れた燃費を実現しているのはどのクルマ?気になるクルマの実用燃費も検索できます。

2017年1月~12月における『e燃費』のデータ分析によるe燃費アワード2017-2018の結果は下記の通りです。
ランキング集計にあたっての基準はこちらをご参照ください。

総合部門現在新車販売されている車の燃費比較ランキングトップ10です

  • トヨタプリウス
  • e燃費
    (実燃費)

    24.4
    km/L

  • 総合部門の栄えある第1位に輝いたのは、トヨタ『プリウス』(24.4km/L)。ハイブリッド部門でも1位となったプリウスが、2年連続で総合部門1位となりました。燃費王者の座は新型となっても健在です。2位はスズキ『アルト』(23.8km/L)で、こちらも2年連続のランクインとなりました。トップ10位のうちハイブリッド車が7台を占めており、ハイブリッド車の実用燃費の高さを証明しています。

総合部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 トヨタ
プリウス
24.4 1800 CVT FF 40.8 59.8%
2 スズキ
アルト
23.8 660 CVT FF 37.0 64.3%
3 トヨタ
カローラフィールダー (ハイブリッド)
21.6 1500 CVT FF 33.0 65.5%
4 ホンダ
フィット (ハイブリッド)
21.5 1500 DCT FF 36.4 59.1%
5 ダイハツ
ミライース
21.2 660 CVT FF 35.2 60.2%
6 ホンダ
シャトル (ハイブリッド)
20.9 1500 DCT FF 34.0 61.5%
7 スズキ
ハスラー
19.7 660 CVT FF 32.0 61.6%
7 トヨタ
C-HR(ハイブリッド)
19.7 1800 CVT FF 30.2 65.2%
9 スズキ
スペーシア(ハイブリッド)
19.3 660 CVT FF 30.6 63.1%
10 日産
ノート(ハイブリッド)
19.2 1200 モーター FF 37.2 51.6%
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新型車部門2016年度(2017.01~2017.12)に発売された新型車の燃費比較ランキングトップ10です

  • トヨタアクア
  • e燃費
    (実燃費)

    23.5
    km/L

  • 新型車部門では、2017年6月にマイナーチェンジされたトヨタ『アクア』(23.5km/L)が、2位のホンダ『フィット(ハイブリッド)』(20.5km/L)に3㎞/Lの差をつけ、堂々の1位に輝きました。同期間でのマイナーチェンジ前のアクア(2015年モデル)の実燃費は21.9㎞/Lであったことから、新型は1.9㎞/Lほど実燃費が改善されたことになります。3位には、2017年7月に登場したトヨタ『カムリ』(17.5km/L)がランクインしました。またディーゼル車であるマツダ『CX-8』が、大型SUVながら14.9km/Lを達成し5位と健闘。新型ディーゼル車としてトップの低燃費を実現しました。

新型車部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 トヨタ
アクア
23.5 1500 CVT FF 38.0 61.8%
2 ホンダ
フィット (ハイブリッド)
20.5 1500 DCT FF 37.2 55.1%
3 トヨタ
カムリ (ハイブリッド)
17.5 2500 CVT FF 33.4 52.4%
4 ホンダ
N BOX
16.9 660 CVT FF 27.0 62.6%
5 マツダ
CX-8 (ディーゼル)
14.9 2200 AT FF 17.6 84.7%
6 ホンダ
ステップワゴン(ハイブリッド)
14.4 2000 CVT FF 25.0 57.6%
7 シトロエン
グランドC4 ピカソ(ディーゼル)
14.2 2000 AT FF 18.0 78.9%
8 ホンダ
シビック
12.8 1500 CVT FF 18.0 71.1%
9 フォルクスワーゲン
ゴルフ R
12.0 2000 DCT 4WD 13.0 92.3%
10 フォルクスワーゲン
ゴルフ ヴァリアント
11.9 1400 DCT FF 17.3 68.8%
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ガソリン車部門現在新車販売されている乗用車(ガソリン車)の燃費比較ランキングトップ10です

  • ホンダフィット
  • e燃費
    (実燃費)

    16.5
    km/L

  • ガソリン車部門は、ホンダ『フィット』(16.5km/L)が1位に輝きました。前回、前々回とスズキ『スイフト』が独占していたガソリン部門ですが、2017年1月に登場した新型(2017年モデル)が集計条件を満たさなかったためランク外に。フィットはこれまでも3位圏内を死守していましたが、待望の首位となりました。2位にはマツダ『デミオ』(15.7km/L)、3位は日産『ノート』(15.5km/L)と、トップ3はコンパクトカーが占める結果となりました。

ガソリン車部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 ホンダ
フィット
16.5 1300 CVT FF 26.0 63.5%
2 マツダ
デミオ
15.7 1300 AT FF 24.6 63.8%
3 日産
ノート
15.5 1200 CVT FF 26.8 57.8%
4 フォルクスワーゲン
ゴルフ
15.1 1200 DCT FF 21.0 71.9%
5 トヨタ
ルーミー / タンク
14.9 1000 CVT FF 24.6 60.6%
6 ホンダ
フリード
14.3 1500 CVT FF 19.0 75.3%
7 マツダ
アクセラスポーツ
14.1 1500 AT FF 19.4 72.7%
7 フォルクスワーゲン
ポロ
14.0 1200 DCT FF 22.2 63.1%
9 ホンダ
ヴェゼル 1500cc(RU1)CVT FF
13.9 1500 CVT FF 20.6 67.5%
10 トヨタ
スペイド
13.9 1500 CVT FF 19.0 73.2%
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軽自動車部門現在新車販売されている軽自動車の燃費比較ランキングトップ10です

  • スズキアルト
  • e燃費
    (実燃費)

    23.8
    km/L

  • 昨年に引き続き、3年連続でスズキ『アルト』(23.5km/L)が軽自動車部門の1位に輝きました。不動の地位を築いているアルトは、大幅な軽量化と充電制御「エネチャージ」の採用など、徹底した燃費改善技術の投入により、JC08モード燃費は37.0km/Lまで向上。実燃費でもライバルに大きく差をつけ、総合ランキングでは多くのハイブリッド車をしのぐ低燃費を実現しました。2位は昨年に引き続き、ダイハツ『ミライース』(21.2km/L)。2017年5月に発売された新型ミライースは今回集計条件に満たず、ランクインを逃しましたが、次回はアルトの牙城を崩せるか、要注目です。

軽自動車部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 スズキ
アルト
23.8 660 CVT FF 37.0 64.3%
2 ダイハツ
ミライース
21.2 660 CVT FF 35.2 60.2%
3 スズキ
ハスラー
19.7 660 CVT FF 32.0 61.6%
4 スズキ
スペーシア(ハイブリッド)
19.3 660 CVT FF 30.6 63.1%
5 スズキ
スペーシア
18.3 660 CVT FF 29.0 63.1%
6 日産
デイズ
17.1 660 CVT FF 30.0 57.0%
7 ダイハツ
タント
16.5 660 CVT FF 28.0 58.9%
8 ホンダ
N-ONE
16.1 660 CVT FF 25.4 63.4%
8 ダイハツ
コペン
16.1 660 CVT FF 25.2 63.9%
10 ホンダ
N BOX
15.7 660 CVT FF 25.6 61.3%
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ハイブリッド車部門現在新車販売されている乗用車(ハイブリッド車)の燃費比較ランキングトップ10です

  • トヨタプリウス
  • e燃費
    (実燃費)

    24.4
    km/L

  • ハイブリッド車部門は、「ハイブリッド車」の代名詞とも言えるトヨタ『プリウス』(24.4km/L)が2年連続で1位となりました。3代目と比べエンジンの熱効率を40%以上に高め、各ユニットをよりコンパクト化、軽量化したことで、JC08モード燃費40.8km/Lを実現。実燃費においてもライバルを圧倒しました。2位はトヨタ『カローラフィールダー(ハイブリッド)』(21.6km/L)、3位には昨年に引き続き、3年連続でホンダ『フィット(ハイブリッド)』(21.5km/L)がランクインしました。フィットは、ガソリン車、ハイブリッド車ともに実用燃費の高さを見せつけています。

ハイブリッド車部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 トヨタ
プリウス
24.4 1800 CVT FF 40.8 59.8%
2 トヨタ
カローラフィールダー(ハイブリッド)
21.6 1500 CVT FF 33 65.5%
3 ホンダ
フィット (ハイブリッド)
21.5 1500 DCT FF 36.4 59.1%
4 ホンダ
シャトル (ハイブリッド)
20.9 1500 DCT FF 34 61.5%
5 トヨタ
C-HR(ハイブリッド)
19.7 1800 CVT FF 30.2 65.2%
6 スズキ
スペーシア(ハイブリッド)
19.3 660 CVT FF 30.6 63.1%
7 日産
ノート(ハイブリッド)
19.2 1200 モーター FF 37.2 51.6%
8 レクサス
CT
19 1800 CVT FF 30.4 62.5%
9 レクサス
シエンタ(ハイブリッド)
18.2 1500 CVT FF 27.2 66.9%
10 トヨタ
クラウン(ハイブリッド)
16.2 2500 CVT FR 23.2 69.8%
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ディーゼル車部門ディーゼルエンジンを搭載した車種の燃費比較ランキングトップ10です

  • マツダデミオ (ディーゼル)
  • e燃費
    (実燃費)

    19.1
    km/L

  • ディーゼル車部門はマツダ『デミオ』(19.1km/L)が4年連続1位に輝き、ディーゼル車燃費界の王座を防衛し続けています。2位はマツダ『CX-3 XD』(17.4km/L)、3位もマツダ『アクセラスポーツ XD』(17.3km/L)と、ディーゼル車部門は2年連続でマツダが上位を独占、さらに10位以内には『アテンザセダン』『アテンザワゴン』『CX-5』もランクインしており、マツダのディーゼル技術「SKYACTIV-D」の強さが証明される結果となりました。

ディーゼル車部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 マツダ
デミオ (ディーゼル)
19.1 1500 AT FF 26.4 72.3%
2 マツダ
CX-3(ディーゼル)
17.4 1500 AT FF 23.0 75.7%
3 マツダ
アクセラスポーツ (ディーゼル)
17.3 1500 AT FF 21.6 80.1%
4 BMW
1シリーズ (ハッチバック ディーゼル)
16.2 2000 AT FR 22.2 73.0%
5 ボルボ
V40 D4 ギアトロニック
15.7 2000 AT FF 20.0 78.5%
5 BMW
2シリーズ(ミニバン ディーゼル)
15.7 2000 AT FF 22.2 70.7%
7 マツダ
アテンザセダン(ディーゼル)
14.4 2200 AT FF 20.0 72.0%
8 マツダ
アテンザワゴン(ディーゼル)
14.3 2200 AT FF 19.6 73.0%
9 マツダ
CX-5(ディーゼル)
13.9 2200 AT FF 18.0 77.2%
10 BMW
X3(ディーゼル)
13.2 2000 AT 4WD 18.6 71.0%
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輸入車部門現在新車販売されている輸入車の燃費比較ランキングトップ10です。

  • BMW1シリーズ (ハッチバック ディーゼル)
  • e燃費
    (実燃費)

    16.2
    km/L

  • 輸入車部門の第1位に輝いたのは、BMW『1シリーズ(ハッチバック ディーゼル)』(16.2km/L)でした。2位は2年連続で、ボルボ『V40 D4』(15.7km/L)、3位には再びBMWの『2シリーズ(ミニバン ディーゼル)』(15.7km/L)がランクインし、輸入車部門の上位3位はクリーンディーゼル車が占める結果となりました。世界的にディーゼルエンジンへの逆風が巻き起こっていますが、実燃費に関してはいまだトップランナーだと言えそうです。

輸入車部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 BMW
1シリーズ (ハッチバック ディーゼル)
16.2 2000 AT FR 22.2 73.0%
2 ボルボ
V40 D4
15.7 2000 AT FF 20.0 78.5%
2 BMW
2シリーズ(ミニバン ディーゼル)
15.7 2000 AT FF 22.2 70.7%
4 フォルクスワーゲン
ゴルフ
15.1 1200 DCT FF 21.0 71.9%
5 フォルクスワーゲン
ゴルフ ヴァリアント
14.7 1200 DCT FF 21.0 70.0%
6 フォルクスワーゲン
ポロ
14.0 1200 DCT FF 22.2 63.1%
7 フォルクスワーゲン
パサート ヴァリアント
13.9 1400 DCT FF 20.4 68.1%
8 BMW
X3(ディーゼル)
13.2 2000 AT 4WD 18.6 71.0%
9 フォルクスワーゲン
ゴルフ トゥーラン
12.4 1400 DCT FF 18.5 67.0%
10 ランドローバー
レンジローバーイヴォーク
8.8 2000 AT 4WD - -
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カタログ燃費達成率部門現在新車販売されている車の燃費比較ランキングトップ10です

  • トヨタランドクルーザープラド(ディーゼル)
  • e燃費
    (実燃費)

    10.7
    km/L

  • カタログ燃費達成率部門の1位には、2年連続でトヨタ『ランドクルーザープラド(ディーゼル)』(達成率91%)がランクイン。2位には三菱『パジェロ(ディーゼル)』(達成率90%)、3位にはトヨタ『86』(達成率83.6%)がランクインし、上位3位はすべて前回と同様という結果になりました。カタログ燃費達成率部門はカタログ燃費が相対的に低い輸入車やスポーツカー、走行抵抗や車重の面でカタログ燃費計測では不利になりやすいモデルが上位となる傾向にあります。いっぽうで上位10位中、マツダ『アクセラ』を含む5台がディーゼル車となっており、ディーゼル車の高いカタログ燃費達成率にも注目です。

カタログ燃費達成率部門 ランキングTOP10

順位 車種名 e燃費
(km/L)
排気量 トランスミッション 駆動方式 JC08モード燃費
(km/L)
燃費達成率
1 トヨタ
ランドクルーザープラド(ディーゼル)
10.7 2800 AT 4WD 11.8 90.7%
2 三菱自動車
パジェロ (ディーゼル)
9.4 3200 AT 4WD 10.4 90.4%
3 トヨタ
86
10.7 2800 AT FR 12.8 83.6%
4 トヨタ
アルファード
9.5 2500 CVT FF 11.6 81.9%
5 スバル
レヴォーグ
12.4 1200 CVT 4WD 15.4 80.5%
6 トヨタ
C-HR
10.6 2000 CVT 4WD 13.2 80.3%
7 マツダ
アクセラスポーツ(ディーゼル)
17.3 1500 AT FF 21.6 80.1%
7 三菱自動車
デリカD:5(ディーゼル)
10.9 2300 AT 4WD 13.6 80.1%
9 スズキ
エブリイワゴン
12.9 660 AT FR 16.2 79.6%
10 ボルボ
V40 D4
15.7 2000 AT FF 20.0 78.5%
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■ランキング集計に当たっての基準

  • 集計に当たっては、現実的に考えられない1トリップ走行距離・給油量・燃費などの数値は除外(故意による悪質投稿を防ぐため、これらの閾値は非公表とさせていただいております)
  • 上記集計期間に新車購入が可能な車両(期間中に販売が終了した車両も含む)を対象とする
  • 商用車・4WD(ただし4WD専用車はOK)・MT車・現行車種と併売されている前型モデル、OEM車(例:スズキ アルトとマツダ キャロルなど)は除外
  • グレードや外装が異なっていても、車両型式およびカタログ燃費値が同一のものは同一車種(例: プリウス=プリウス G’s、ムーヴ=ムーヴカスタムなど)として扱う
  • 同一車種で複数のグレードがランクインした場合、最も燃費データが良いものを採用
  • 現行車種でもMC前のデータは採用可とする
  • 「e燃費(km/L)」が同値の場合は、カタログ燃費達成率(%)の高い方を上位とする

■「e燃費」のランキング集計基準

  • 「e燃費」が発表する車種別実燃費データは、全国の「e燃費」ユーザーの燃費データを型式ごとに集計したものです。しかしデータの中には、入力ミスなどによるイレギュラーな数値、非現実的な数値が混在しています。それらを除外するために、給油量、走行距離などに一定の基準を設け、それをクリアしたデータのみを集計しています。
  • 統計的に充分なデータを確保できた車種のみを発表していますので、ユーザー数が少ない車種や信頼区間(※1)の幅が大きすぎる車種については、ランキングの対象から外れています。また「e燃費」における車種は、国土交通省登録の型式を基準とし、燃費に大きな影響を与えるトランスミッションの種類、過給器の有無、駆動方式で区別しています。また、「e燃費」の車種別燃費データの信頼性を表すための指標として、それぞれの車種の信頼区間と標本分散(※2)の値を参考値として表示しています。
  • ※1 信頼区間

    「e燃費」の平均値と、実際に世の中を走っているクルマの本当の燃費の平均値に違いがあると仮定します。そのことを踏まえて、信頼区間とは、「e燃費」の平均値と本当の平均値が、一定の確率(信頼係数といい、ここでは 95%になっています)で同じ区間に入る場合の、その上限(下限)を求める手法です。
  • ※2 標本分散

    標本分散は、標本データの「ばらつき」の度合いを表します。たとえば、どんな運転をしても燃費の変動が少ないクルマと、運転状況によって燃費が大きく変わるようなクルマのふたつの車種があったとします。仮に、これらふたつの車種の平均値がまったく同じであったとしても、データの分布はかなり異なっていることが想像されます。
    どんな運転をしても燃費が一定のクルマならば、データは平均値付近に一点に集中しているでしょうし、運転の仕方で燃費が大きく変わるクルマならば、データは薄く広く散らばっているかもしれません。このように、おなじ平均値にもかかわらず分布が異なるケースをあらわす場合には、散らばりの尺度を用いなければなりません。分散は、その散らばりの度合いをあらわすものです。値が小さいほど、データは平均値付近に集中しています。

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