by 渡辺敏史 on 2024年04月16日(火) 21時00分
◆ガチでぶつかるのはドイツ御三家、ではない?
『LBX』はレクサスのSUVラインナップにおいてボトムを担うのみならず、歴代のレクサスで最もコンパクトなモデルだ。その三寸は全長4190×全幅1825×全高1545mm。欧州的尺度でいえばBセグメント級クロスオーバーのど真ん中にいる。そしてLBXが狙う最大市場も欧州ということになる。
とあらば、ガチでぶつかるのはドイツのプレミアム御三家かと思うわけだが、メルセデスやBMWには該当するライン・・・
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by 渡辺敏史 on 2024年04月11日(木) 17時00分
◆道具感を押し出した新型『GX』のフォルム
『GX』はレクサスのSUVラインナップにおいて、『LX』、『RX』に次ぐ第三のモデルとして02年に登場した。初代は120系をベースに、2代目はそのフルモデルチェンジ版である150系をベースにと、一貫して「小さい方」の『ランドクルーザー』、日本でいうところの「プラド」の成長と歩を合わせて進化を遂げてきた。中身的に共通している項目は、ラダーフレーム形式のシャシーにリアリジットの足回り、V8エンジン・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年12月02日(土) 12時00分
『750S』はマクラーレンのラインナップにおいて、一部の限定車群を除けば最もハイパフォーマンスなスーパースポーツという位置づけのモデルとなる。前身は22年いっぱいまで生産されていた『720S』だ。その去就が注目されていた後継モデルは、激動の時代を戦うために熟成という手法を採った。いってみれば、造り続けて知り尽くした素材の旨味を徹底的に搾り取る作戦でもある。
◆進化のツートップは「軽量化」と「エアロダイナミクス」だが
720Sに対するコ・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年11月02日(木) 12時00分
フェラーリというクルマの伝統的かつ基本的形態といえばFRレイアウトの2+2クーペだ。かつてはそれを元にホイールベースを短縮化したスポーツモデルが生まれたり、幌屋根のオープンモデルを架装したりと、それがフェラーリのクルマ作りの常套だったのは70年代前半までの話だ。
以降、12気筒ユニットを搭載する2+2クーペがGT的色合いを強める中、リトラクタブルハードトップという新たなソリューションを得て1台で往時の趣旨を現代化したのが8気筒の『カリ・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年10月08日(日) 17時00分
72年に発表された初代E12型以降、現在までの販売台数は1000万台を超えるというBMWの収益的な大黒柱といえば『5シリーズ』。昨今は先進国市場を中心にセダン退潮の兆しがみられるが、BMWのエンジニアは自らのクルマづくりのど真ん中として、3・5・7シリーズに軸足を置くことにまったく変わりはないと意気軒昂だ。
先日登場した新型メルセデスベンツ『Eクラス』の試乗会でも、開発担当役員は同じようなことを口にしていた。恐らくはアウディも含めたジ・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年09月29日(金) 17時00分
◆欧州ではステーションワゴンに一本化した新型『パサート』
VWを代表するトップレンジとしての立ち位置のみならず、Dセグメントの総代としても欧州市場で君臨してきた『パサート』。73年の初代に始まって、8世代に渡り約3400万台が販売されてきたそのモデルが、今秋のIAA=ドイツ国際モーターショーを前に発表されたフルモデルチェンジで大きな方針転換を図った。新型では少なくとも欧州地域においては、「ヴァリアント」すなわちステーションワゴンのみの設・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年09月16日(土) 18時00分
◆ハンパない状況での船出となった40系アルヴェル
『アルファード』&『ヴェルファイア』、俗に言う「アルヴェル」はここ日本で、三代をかけていわゆる高級車の数的総代の座を射止めるに至った。今や乗るにせよ乗せられるにせよ、それはかつての「白いクラウン」のような満たされ感や憧れ感を供する存在でもある。
こうなると全刷新という施しそのものが相当難しい話になる。ましてや先代30系はコロナ禍からの半導体不足というイレギュラーを挟みながら、最後の最後・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年07月31日(月) 12時00分
伝統と革新の新たなる架け橋。
W214型となる新しい『Eクラス』に掲げられたそのテーマを最も端的に表しているのは、内外装のコントラストだと思う。
外装に関しては大枠で今までの延長線、兄弟的に位置づけられる『Cクラス』や『Sクラス』と同軸にある。BEV専用サブブランドとして拡充が進むEQシリーズとの血縁を意識したヘッドライト周りの黒い縁取りや、やや遊び過ぎの感もあるスリーポインテッドスター印のテールランプなど、斬新なディテールもあるが・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年07月29日(土) 12時00分
30系ベースの初代『プリウスPHV』は26.4km。50系ベースの2代目は68.2km。プラグインハイブリッド=PHEV版プリウスのBEV走行可能距離は、世代交代とともに大きく伸長してきた。
そして60系ベースの3代目『プリウスPHEV』のBEV走行可能距離は87km。これは過去二代のJC08モードではなくWLTCモードでの数値ゆえ、先代に合わせれば100kmの大台に乗せてくるだろう…と思いきや、プリウスPHEVにはオプションで17イ・・・
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by 渡辺敏史 on 2023年06月17日(土) 12時30分
◆ノアヴォク、ステップワゴンとの競争領域は
5ナンバーミニバンというカテゴライズは最近通用しなくなっているが、日産『セレナ』はその種に属するコテコテのドメスティックMPVだ。ここにエントリーするブランドは他に2つ。ご存知の通り、トヨタの『ノア』&『ヴォクシー』とホンダの『ステップワゴン』とがっぷり四つを組む。
これらは『N-BOX』のような軽スーパーハイトワゴンや、ルーミーのような5ナンバーコンパクトワゴンと同様、100%国内需要の、・・・
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燃費がどんどん上がっている。ガソリン満タン法で今回 31.15 特に遠出...[ 続きを見る ]