ホンダ・ジャイロ e:《写真提供 ホンダ》

本田技研工業は12月5日、ホンダ『ジャイロe:』の高電圧バッテリケーブルにおいて、導通不良となり、システム警告灯が点灯して走行不能となるおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2021年3月25日〜2024年8月28日に製作された「ジャイロ e:」と「ジャイロキャノピー e:」、2車種・2形式の計853台。

高電圧バッテリケーブルにおいて、当該ケーブルコネクタの端子表面処理及びコネクタの支持スプリング荷重が不適切なため、段差乗り越え時に車体下部が干渉した際、端子が摺動して摩耗することがある。そのため、そのまま使用を続けると、端子が酸化し、抵抗が増大して導通不良となり、システム警告灯が点灯して走行不能となるおそれがある。

改善措置として、全車両、高電圧バッテリケーブル及びコネクタ支持スプリングを対策品に交換する。

不具合の発生件数は30件で、事故は起きていない。

ホンダ・ジャイロキャノピー e:《写真提供 ホンダ》 改善箇所《画像提供 国交省》 ホンダ・ジャイロ e:《写真提供 ホンダ》