取組の概要《画像提供 リクルート》

リクルートと全日本トラック協会(全ト協)は6月15日、「Airワーク採用管理」を活用し、トラック業界初となる全国の求人情報を一気に検索できるスキームを構築すると発表した。

昨今、通販利用者数の拡大により、物流サービス需要は急速に高まり続け、トラック運送業界の人手不足はより深刻化している。そうした状況下、全ト協会員事業者の中には、採用活動で求人情報を届ける手段を持っていなかったり、インターネットを活用しきれていない企業も多い。今回、リクルートが提供するHRテックサービス(人事・組織マネジメントサービス)および人材ソリューションのノウハウを全ト協が活用し、運送業界全体の採用業務のデジタル化を進めていく。

リクルートは、採用ホームページにおけるプラットフォームの提供および全体計画、各種支援を行うことで、トラック業界初の、全国の求人情報を一気に検索できるスキームを構築する。全ト協が開設するLP(ランディングページ)やその連携先となる地域ごとの求人を検索できるLPの制作についても、0円でカンタンに求人募集ができる採用管理サービス「Airワーク 採用管理」を活用し、トラック運送の仕事を探す求職者が求人情報を一気に検索できる状態を実現する。また、全ト協のLPでは国交省が手掛ける女性雇用促進プロジェクト「トラガール」サイトとも連携し、女性のトラック運送業界での仕事探しから、各企業への応募までを一気通貫でマッチングできるサービスを目指していく。

一方、会員事業者は「Airワーク 採用管理」を使用することで、無料で自社採用HPを開設できるようになるため、多大な時間と費用をかけずに、最小限の手間で求人募集が可能となる。また、求人情報は求人検索エンジン「Indeed」へ自動連携。Indeed上からも求職者の応募が可能となり、強力に運送事業者の採用活動をバックアップしていく。