トヨタ ヤリス《写真提供 トヨタ自動車》

トヨタ自動車は5月11日、2022年3月期(2021年4月〜2022年3月)の連結決算を発表。営業収益および各利益すべてで過去最高を更新した。

2022年3月期における日本、海外を合わせた連結販売台数(トヨタ車のみ)は前期比7.6%増の823万台。日本での販売台数は同9.5%減の94万5000台、海外は全ての地域で販売台数が増加し、同14.2%増の630万6000台となった。

これらの結果、営業収益は同15.3%増の31兆3795億円、営業利益は同36.3%増の2兆9956億円。税引前利益は同36.1%増の3兆9905億円、純利益は同26.9%増の2兆8501億円となった。営業利益のプラス要因は、営業面の努力が8600億円、為替変動の影響が6100億円。マイナス要因は原価改善の努力が3600億円、諸経費の増減・低減努力が2200億円、その他が921億円だった。新型コロナウイルス感染拡大や資材・物流費の高騰、半導体不足など、厳しい経営環境が続いたものの、大幅な増収増益となった。

今期の業績見通しについては、営業収益が33兆円(前期比5.2%増)、営業利益は資材高騰(1兆4500億円)などによる収益圧迫を織り込み、2兆4000億円(同19.9%減)、税引前利益3兆1300億円(同21.6%減)、純利益2兆2600億円(同20.7%減)とした。

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