ホンダ EU32i《写真提供 本田技研工業》

ホンダは1月17日、新設計の専用エンジンを採用した新型ポータブル発電機「EU32i」を発売すると発表した。まずは欧州地域にて3月に販売を開始し、今後順次、販売地域を拡大していく。

アウトドアやレジャー、災害時の備えなどといった用途の多様化により、発電機への高出力化、および小型・軽量化、携帯性などのニーズが高まっている。このようなニーズに対応するため、新型発電機EU32iには、新たに専用開発した「GX130」エンジンと正弦波インバーターを搭載。3kVAクラスの高出力と軽量・コンパクトで携帯性に優れたパッケージングを両立した。また、ホンダ独自の正弦波インバーター技術の採用により、なめらかな波形の高品質な電気を安定的に供給でき、電気の質が求められる精密機器にも対応している。

デザインは、ホンダ発電機として初めてブラックを基調としたカラーリングを採用。陰影を際立たせて引き締まった印象に仕上げながら、四隅の角を落としたデザインとすることで破損や運搬時の接触リスクを軽減した。また、専用アプリをスマートフォンにダウンロードすることで、Bluetooth通信を介した発電機の燃料残量や運転可能時間などのステータス確認や、エンジン停止などの遠隔操作を可能とし、利便性の向上を図っている。