埼玉県羽生市にある農林公園「キヤッセ羽生」で12月12日、「2021年クリスマスファイナルクラシックカーミーティング」が開かれ、赤、白、緑といったボディカラーの車両を中心に芝生広場などに集まった。
昨年まで埼玉県北本市のショッピングセンター「ヘイワールド」で行われており、今年の12月も同施設で開かれる予定だったが、諸事情により当地に変更しての開催となった。主催は「日本旧軽車会」(吉崎勝会長)と変わらず、今回で3回目となる。
参加資格は昭和21年(1946年)から平成12年(2000年)に生産された2輪、3輪、4輪の国産車、外国車、ドアが上に開くシザードアのダイハツ『コペン』で、クリスマスカラー(赤、白、緑)を優先するというもの。昭和の車両を中心に平成初期のヤングタイマーなども加わった、バラエティに富んだ構成である。
今回は広い会場となったため、前回の約2倍となる170台ほどが集結した。ホンダ『S800』やトヨタ『パブリカ』、BMC『ミニ』、シボレー『コルベット』など、真っ赤なボディカラーが多数並ぶのは壮観。真っ白なベントレー『Rタイプ』、ダットサン『フェアレディ』、日産『チェリー』に、緑のダットサン『ブルーバード』、ホンダ『シティ』など、それぞれにクリスマスデコレーションを施して会場は華やかなムードに包まれた。ゴールドも含めて3台のトヨタ『2000GT』はずらりと一列に並ぶ展示で、スマホのレンズを向ける人が絶えなかった。
また、元埼玉県警察本部高速隊使用のマツダ『RX-7』と日産『スカイラインR34』パトカーも参加して交通安全をアピール。希少なポルシェ『912』の元神奈川県警パトカーも加わり、子供連れに大人気だった。
午後にはプレゼント交換会も開かれ、大盛況。「クラシックカーのイベントはコロナ渦で中止になったこともあったけど、今日は穏やかに参加できて楽しかった」と旧車オーナーの1人。「来年は世の中が通常に戻ってくれれば」と話す来場者も多かった。
赤、白、緑のクルマでカラフルに「旧車納め」…クリスマスファイナルクラシックカーミーティング
2021年12月13日(月) 16時00分