旧車買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車は、旧車の購入経路と購入金額についてアンケートを実施。約2割の旧車ファンが個人売買で購入していることが明らかになった。
近年ではテクノロジーの進化や中古車相場の変化によって、中古車を購入する際の方法や支払金額も日々変化している。特に2010年以前に作られた旧車と呼ばれる車は、購入する際の経路や価格がその他の自動車購入とは違った特徴であることが考えられる。
調査は現在旧車を所有している、もしくはこれまでに旧車を所有していた男女を対象に11月17日から12月1日までの期間、アンケート形式で実施。144名から得た有効回答をまとめた。
まず、旧車をどこから購入したかを質問したところ、トップは「中古車販売店」の38.2%。次に僅差で「メーカー系ディーラー」の31.3%という結果になった。上位2位までで7割弱を占めており、旧車といえど一般的な購入経路とされる「中古車販売店」と「メーカー系ディーラー」で購入しているユーザーが多いことがわかる。
一方、「個人売買」は20.8%。旧車を所有するユーザーが比較的車が好きだったり趣味として車を所有している人が多く、旧車は1点ものが多いということもあり、個人間で手間をかけてでも自ら欲しい車を探していることが推察できる。また、少数だが、通常販売車両を置いていないことが多い整備業者から購入しているユーザーも一定数いることがわかった。
旧車の購入金額については、トップが「201万円〜500万円」の31.9%。中古車購入単価の平均が155万円(カーセンサー調べ)であることから、旧車は比較的高い価格帯で購入することが多いと読み取れる。これも旧車を所有するユーザーは車が好き、趣味として車を所有したいというユーザーが多いことが予想され、車にお金をかけることにそこまで抵抗がないということが推察できる。さらに「501万円〜1000万円」「1001万円以上」と回答したユーザーが全体の1割を超えていることから、やはり1点ものが多い旧車は高い価格帯でも購入するユーザーが多いことが伺える結果となった。
旧車ファン、2割は個人売買で購入…最多価格帯は「201万〜500万円」
2021年12月05日(日) 16時00分
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