山本鯨選手と小島庸平監督《写真提供 本田技研工業》

11月28日、世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)で開催された「全日本モトクロス選手権2021シリーズ第2戦 中国大会(最終戦)」にて、ホンダドリームレーシングベルズからIA1(450cc)クラスに参戦している山本鯨選手が3年連続4回目のチャンピオンを獲得した。


なお、山本選手は同会場において、今シーズン限りで全日本モトクロス選手権から引退することを発表した。

今シーズンの全日本モトクロス選手権は、全7戦での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、第2戦の中国大会が最終戦に延期、第5戦近畿大会が中止となった。またIA1クラスは開幕戦のHSR九州大会と第4戦SUGO大会が、決勝(15分+1周)3ヒート制で実施され、全6戦14ヒートでタイトルが争われることになった。

ホンダ『CRF450R』を駆る山本選手は、開幕戦ではアクシデントにより3ヒートとも表彰台を逃す厳しいスタートとなったが、第3戦 関東大会と第6戦 HSR九州大会では完全優勝を飾るなど、本来の調子を取り戻してきた。5戦を終えて12ヒート中、5勝、3位を3回獲得し、2位と1ポイント差のランキング首位で最終戦の中国大会に臨んだ。この大会で山本選手はヒート1で優勝、続くヒート2で4位となり、チャンピオン獲得が決定した。

山本鯨選手《写真提供 本田技研工業》