ドゥカティが2023年シーズンの「FIM Enel MotoEワールドカップ」(MotoE)に供給する電動バイクのスケッチ《photo by Ducati》

ドゥカティ(Ducati)は10月21日、「MotoGP」の電動クラスの「FIM Enel MotoEワールドカップ」(MotoE)に、2023年シーズンから電動バイクを供給すると発表した。ドゥカティが、同レース唯一の公式車両サプライヤーになる。

FIM Enel MotoE ワールドカップは2019年から開催されており、現在はイタリアのエネルジカ製の電動バイクを使用してレースを行っている。世界最高峰の二輪レースのMotoGPと併催で、FIM Enel MotoEワールドカップは開催されている。

ドゥカティは、このFIM Enel MotoEワールドカップに、2023年シーズンから電動バイクを供給する。現在のエネルジカに代わって、2023〜2026年までの4年間、ドゥカティが同レース唯一の公式車両サプライヤーになる。

ドゥカティはこれまで、レースの世界で開発された技術を市販車に導入してきた。FIM Enel MotoEワールドカップも例外ではなく、ドゥカティはレースから得られた技術を生かして、スポーティかつ軽量でパワフルな電動バイクを開発していく。

ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEOは、「ドゥカティは常に未来を予測しており、新しい世界に参入するたびに、可能な限り最高のパフォーマンスを発揮する製品を生み出してきた」と述べている。

ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEO(左)《photo by Ducati》