ルノー5(サンク)プロトタイプ《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は10月8日、フィンランドのテラフェームから、EV向けバッテリー素材の硫酸ニッケルを調達することで合意した、と発表した硫酸塩。

この合意により、ルノーグループはテラフェームから、年間最大15GWhの硫酸ニッケルを調達する。これにより、次世代のEVラインナップを拡大していく。

ルノーグループは2025年までに24の新型車を発売し、その半分はC/Dセグメント車とする。また、少なくとも10車種はフルEVとする計画で、2025年までに電動化の分野におけるリーダーを目指す。

ルノーグループは、フランス北部を「ルノーエレクトリシティ」と位置づけ、EV向けの高性能でリサイクル可能なバッテリーの生産を加速している。

テラフェームの生産プロセスでは、硫酸ニッケルの生産に使うエネルギーを、業界平均よりも約90%削減した。さらに、テラフェームの生産プロセスでは、鉱山から素材を取り出し、バッテリーを生産するまで、ひとつの拠点で完了する。これらの独特でエネルギー効率の高い生産システムにより、持続可能性を追求している。

ルノー・メガーヌ E-TECH エレクトリック《photo by Renault》 ルノーの新世代電動車「E-TECH」のラインナップ《photo by Renault》