カワサキ Z650RS(キャンディエメラルドグリーン)《写真提供 川崎重工業》

川崎重工は9月28日、新型レトロスポーツ『Z650RS』を2021年秋より導入国で順次発売を開始すると発表した。

Z650RSは、『Z900RS』『Z900RSカフェ』に続く、新たなレトロスポーツモデル。レトロスポーツをカジュアルに楽しめるよう、コンパクトな車体パッケージと普遍的な美しさに現代的な要素も取り入れたレトロモダンデザインを採用している。

パワーユニットは日常での扱いやすさを高めた649cc水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載する。低中速回転域におけるスムーズな出力特性と豊かなトルク、スムーズで軽快なスロットルレスポンス、優れた燃費性能を実現。軽量でスリムなトレリスフレームと、自然で軽快な乗り心地を追求したサスペンションセッティングの組み合わせにより、レトロスポーツモデルにマッチするバランスの良いハンドリングとしている。

ワイドでフラットなハンドルバーは高めに配置し、アップライトなライディングポジションを実現する。また、先端を絞ったシート形状や、ステップの位置を最適化することで、足元のゆとりも確保。自然で快適なライディングポジションが、幅広いライダーに扱いやすさと高いコントロール性を提供する。スリムな車体と低く抑えたシート高による足つき性も良好。軽い車重が取り回しの良さを高めている。

スタイリングでは、スリムなフューエルタンクデザインによりコンパクトな車体パッケージを実現している。テールセクションは水平方向を強調したデザインとし、レトロスポーツモデルのイメージを強調。また、Z900RSよりも短いテールセクション、コンパクトなシートなどにより、軽快でカジュアルなスタイリングに仕上げている。

ヘッドライトは、レトロとモダンが融合したデザインの丸型LEDを採用する。本体は2室に分かれ、両方にポジションランプを装備することでレトロなバルブ(電球)式ヘッドライト同様、ライト全体が点灯しているような光り方となる。また厚みのあるヘッドライトリングにはグルービング(溝加工)を加え、現代的な雰囲気を加味している。

Z900RSのデザインを踏襲したスポークスタイルのキャストホイールは、軽量化とスタイリッシュさを高い次元で両立し、レトロスポーツモデルにふさわしいデザイン性とハンドリング性能を向上させている。メーターユニットには、アナログ式のスピードメーターとタコメーターに加え、中央に多機能型液晶インストゥルメントパネルを装備。レトロな外観と現代的な機能を両立している。

カラーはメタリックスパークブラック、キャンディエメラルドグリーン、メタリックムーンダストグレー/エボニーの3色を設定。2021年秋より欧州、米国、日本などで順次発売する。

カワサキ Z650RS(メタリックスパークブラック)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(メタリックスパークブラック)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(メタリックスパークブラック)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(キャンディエメラルドグリーン)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(キャンディエメラルドグリーン)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(キャンディエメラルドグリーン)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(メタリックムーンダストグレー/エボニー)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(メタリックムーンダストグレー/エボニー)《写真提供 川崎重工業》 カワサキ Z650RS(メタリックムーンダストグレー/エボニー)《写真提供 川崎重工業》