VWグループの本社《photo by VW》

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は7月29日、2021年上半期(1〜6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、アウディやポルシェ、セアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、1296億6900万ユーロ(約16兆8777億円)だった。前年同期の961億3100万ユーロに対して、34.9%増と2年ぶりに増加した。

また、上半期の営業利益は、113億5800万ユーロ(約1兆4785億円)だった。前年同期の8億0300万ユーロの赤字から、黒字回復を果たす。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響を受けなかった2019年上半期の100億ユーロの営業利益を超えて、過去最高の営業利益を達成している。

記録的な業績となったのは、とくにプレミアムブランドのアウディとポルシェ、フォルクスワーゲンファイナンシャルサービスの貢献が大きい。世界的な半導体供給不足の影響も、抑え込んだという。

フォルクスワーゲングループのヘルベルト・ディースCEOは、「運用面と戦略面の両方で、高いペースを維持している。上半期の記録的な結果は、グループのブランドの強固さと、製品の魅力度を示すもの」と述べている。

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