ベントレー・ベンテイガ の22インチカーボン製ホイール《photo by Bentley》

ベントレー(Bentley)は7月26日、メーカー純正オプションとしては世界最大サイズとなる22インチのカーボンファイバー製ホイールを、欧州仕様の『ベンテイガ』に設定すると発表した。

カーボンファイバーは、軽量化を実現するだけでなく、強度と剛性を向上させるメリットを発揮する。また、リムに大きな衝撃が加わると、カーボン製ホイールはアルミホイールのように瞬時に空気が抜けるのではなく、徐々に空気が抜けるという。

カーボン製ホイールはアルミホイールと比較して、1本あたり6kg軽い。カーボンファイバーの特性による高い剛性により、ステアリングの敏捷性を向上させる効果もあるという。

また、ばね下質量の減少により、ブレーキの応答性が向上する。タイヤの摩耗を低減するとともに、タイヤの支持面が大きくなるため、タイヤの安定性が向上し、接地面がより安定するという。

ベントレーは、大手素材メーカーのBucciComposites社と、22インチのカーボン製ホイールを共同開発した。5年間のエンジニアリングにより、ドイツの認証機関のTUV(テュフ)テストに合格した最初のカーボン製ホイールになるという。ベントレーは最終テストを、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで実施した、としている。

ベントレー・ベンテイガ の22インチカーボン製ホイール《photo by Bentley》 ベントレー・ベンテイガ の22インチカーボン製ホイール《photo by Bentley》 ベントレー・ベンテイガ の22インチカーボン製ホイール《photo by Bentley》 ベントレー・ベンテイガ の22インチカーボン製ホイール《photo by Bentley》