日産シルフィ(中国仕様)《photo by Nissan》

日産自動車(Nissan)の中国部門は7月6日、2021年上半期(1〜6月)の新車販売の結果を発表した。商用車や輸入車、現地合弁の東風日産(一部車種)を含めた総販売台数は、70万6350台。前年同期比は18.4%増と、3年ぶりに前年実績を上回った。

全販売台数70万6350台のうち、東風日産は56万9419台を販売した。前年同期比は17.8%増と、3年ぶりのプラスとなった。

また、小型商用車(東風汽車と鄭州日産を含む)は上半期、13万0709台を販売した。前年同期比は30.1%増と回復を果たした。

日産の中国市場における販売の主力は、引き続き、小型セダンの『シルフィ』。上級セダンの『アルティマ』も支持を集める。SUVは、『エクストレイル』と『キャシュカイ』が販売の中心だ。商用車では、ピックアップトラックの『ナバラ』が支持を集める。

日産の2020年の中国新車販売は、145万6738台だった。前年比は5.8%減と、2年連続で前年実績を下回っている。日産のグローバル販売は同時期に402万9166台で、地域別に日産の最大規模の市場となっている。

日産エクストレイル(中国仕様)《photo by Nissan》 日産 ナバラ(中国仕様)《photo by Nissan》