アウディ Q4 e-tron と Q4 スポーツバック e-tron《photo by Audi》

アウディ(Audi)は6月22日、2026年以降に発売する新型車は、EVのみにすると発表した。

アウディは、電動化戦略を加速している。2025年までに電動モデルを約30車種に拡大し、そのうち20車種以上をEVにする目標を掲げる。2021年だけでも、すでに『e-tron GT』、『RS e-tron GT』、『Q4 e-tron』、『Q4 スポーツバック e-tron』と新型EVは4車種を数え、新型車の数では内燃エンジン車をEVが上回っている。

アウディは2021〜25年の5年間に、電動化を含めた研究開発などに、約350億ユーロを投資する。投資総額の約350億ユーロの中で、とくに将来の車両プロジェクトへの投資が重視される。全投資額の半分に相当する約170億ユーロは、将来の技術だけに投資される予定。また、この投資のうち、約150億ユーロを電動化に充当する計画だ。

アウディはカーボンニュートラルなモビリティプロバイダーを目指している。アウディは2025年までに全世界でカーボンニュートラル化を達成し、遅くとも2050年までに排出量を実質ゼロにすることを目指している。

アウディのマルクス・ドゥスマンCEOは、「革新的技術を通じて、持続可能なカーボンニュートラルなモビリティを顧客に届ける。同時に、アウディはEVのラインナップを大幅に拡大していく」と述べている。

アウディ e-tron GTクワトロ《写真提供 アウディジャパン》 アウディ RS e-tron GT《写真提供 アウディジャパン》 アウディ e-tron《photo by Audi》 アウディ e-tron スポーツバック《photo by Audi》