メルセデスベンツの車載ITシステムのセキュリティ強化のイメージ《photo by Mercedes-Benz》

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は5月12日、テンセント(Tencent)のセキュリティ研究部門、テンセント・セキュリティ・キーンラボと提携を結び、車載ITシステムのセキュリティ強化を開始した、と発表した。

テンセントのセキュリティ研究部門が、テンセント・セキュリティ・キーンラボ。専門の研究者はパソコンやスマートフォンなどのサイバーセキュリティの研究に、10年以上の経験を持つ。最近では、自動車メーカーと協力し、コネクテッドカーのセキュリティ機能の進歩をサポートしている。

メルセデスベンツは、テンセント・セキュリティ・キーンラボと提携を結び、車載ITシステムのセキュリティ強化を開始した。まずは、メルセデスベンツの新世代インフォテインメントの「MBUX」(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)をテスト。その結果、MBUXでいくつかのセキュリティに関する問題点を発見し、すでに修正を開始しているという。

メルセデスベンツで自動車ITセキュリティを担当するアディオ・フェック氏は、「テンセント・セキュリティ・キーンラボの専門知識を高く評価している。これからも、協力を継続していく」と述べている。