松山選手、マスターズV《Photo by Kevin C. Cox/Getty Images Sport/ゲッティイメージズ》

「本当におめでとう! ついに、やった! 松山が、勝った! その瞬間、多くのファンが息を呑み、そして、日本中が歓喜の声をあげた。」

こんなコピーで始まるカラーの全面広告が、きょうの読売に載っている。広告出稿したのは米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで行われた男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たした松山英樹選手と契約スポンサーを結んでいるトヨタ自動車のプレミアムブランド「LEXUS(レクサス)」。

松山選手がレクサスと最初に所属契約を結んだのは2014年から3年間、その後も17年から5年間の契約を更新。世界の舞台で戦う松山選手の意思と行動力に共鳴し、国内外の移動車両の提供などでサポートしているという。それだけに「夢を追い続け、世界で闘う姿をすっと見て来たからこそ、僕らの歓びもひとしおだ」と。

しかし、「世界を、抜き去れ」という広告のコピーにもあるように、松山選手への期待は今回の初制覇だけでは終わらないようだ。「彼は闘い続ける。次も、その次も」として「すべてのメジャータイトルを獲るという夢が叶うその日まで」とも。そして最後には「僕らはこの感動と共に、これからも君の姿を応援し、一緒に走り続けたい」と結んでいる。

「松山英樹、メジャー制覇」のレクサス広告は、きょうは一般紙では読売の1紙だけの掲載だが、最近のトヨタ関連の宣伝広告といえば豊田章男社長が登場する「トヨタイムズ」がほとんどで、それ以外の広告が紙面を飾るのも珍しい。

2021年4月13日付

●松山マスターズ制覇、メジャー男子初(読売・1面)

●半導体不足7500台減産へ、三菱自 日本とタイの工場(読売・7面)

●仏当局ゴーン被告聴取へ、ルノー資金不正 来月、レバノン(産経・24面)

●自転車保険75%加入目標、政府 通勤利用増え事故対策(東京・7面)

●レアアース過半出資容認、政府 独法にEV向け確保促す(日経・1面)

●マツダ、「EVで成長」に難路、採算改善期待高まるも、競争激化、奨励金負担重く(日経・15面)

松山選手、レクサスと契約(2013年、発表時)《写真提供 レクサス》 三菱自動車岡崎製作所《写真提供 三菱自動車》 マツダMX-30 EV《写真撮影 中野英幸》