VRを活用した研修イメージ:画像や動画を用いての学習《画像提供 三井住友海上火災保険》

三井住友海上火災保険は3月22日、VR(仮想現実)を活用した自動車損害調査の研修メニューをSynamonと共同開発し、2021年度から実用化すると発表した。

VR技術を活用した自動車損害調査の研修は、参加者が職場や自宅でVR端末を着用し、アバターとなって事故車が設置されたバーチャル研修所に集合する。実際の研修所にいるような感覚を疑似体験でき、遠隔でも熟練者の動きや手順などのスキルを習得できる。

VRは高い没入感を創出できるため、参加者間でアバター姿で身振り手振りを交えての議論や、ホワイトボード、付箋をバーチャル空間で使ったアイデア出しなど、緊密なコミュニケーションが可能。また、仮想空間に配置された自動車のドアやボンネットの開閉、メジャーを用いた測量などの操作も可能で、従来の集合研修と同等以上の学習効果が期待されるとしている。

VRを活用した研修イメージ:アバター姿での議論《画像提供 三井住友海上火災保険》 VRを活用した研修イメージ:メジャーを用いての測量《画像提供 三井住友海上火災保険》 VRを活用した研修イメージ:損傷箇所の撮影《画像提供 三井住友海上火災保険》