マルチスズキのサービスネットワーク《photo by Maruti Suzuki》

スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は3月3日、サービスネットワークが4000拠点に拡大した、と発表した。インドの自動車ブランドで最大、としている。

マルチスズキは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大という厳しい状況にもかかわらず、2020年度に208の新しいサービスワークショップを開業した。これにより、インド国内の1989都市をカバーする最も幅広いサービスネットワークとなった。

マルチスズキは、さまざまな新しいサービスを導入してきた。例えば、「サービス・オン・ホイール」は、移動ワークショップだ。サービス・オン・ホイールは、マルチスズキのあらゆる乗用車のサービス、修理、作業を行うために、最新のツールなどを搭載。サービス・オン・ホイールは現在、200台以上の車両を擁し、124の都市で展開している。

また、修理の見積もり、車両の整備にかかる時間などに関するすべての情報は、顧客にデジタルで通知される。追加の修理については、顧客にデジタル方式で連絡を取り、許可を求める。これにより、修理作業をスピードアップしている。

さらに、迅速なロードアシスタンスを提供するために、二輪車による「クイックレスポンスチーム」が、249の都市で開始された。マルチスズキは現在、780台以上の救急車両(バイクと四輪車)を保有している。