インターネットの利用者がウェブサイトを閲覧した場合、その履歴が電子情報として記録され、企業によるネット広告の配信に使われているが、米IT大手の
グーグルは広告配信会社などの第三者が利用者のインターネット上の行動を追跡できる技術をやめる方針を表明したそうだ。
すでに3月4日付けの日経が「グーグル、広告規制強化、個人の閲覧追跡せず」などと報じていたが、きょうも読売や朝日などが取り上げている。それによると、グーグルは、利用者のプライバシーへの意識の高まりを受け、2022年までに自社の閲覧ソフトである「クローム」上で追跡機能を停止することを決定。個人の閲覧履歴を追跡するような技術を、今後、開発したり導入したりしない方針も明らかにしたという。
声明では「プライバシーや個人情報に対する利用者の懸念に対応しなければ、自由で開かれたインターネットの将来を危険にさらすことになる」とのコメントを発表。
一方、グーグルは、個人を特定しない形で、同じような関心を持つ人たちをグループ化して広告を配信する新しいシステムを開発中で、実用化されれば、ネット広告の分野で大きなシェアを持つグーグルの存在感が一層強まることも予想され、「中小の広告会社などには打撃となる」(朝日)とも伝えている。
2021年3月5日付
●緊急事態再延長きょう決定、4都県で2週間(読売・1面)
●ホンダ「レベル3」発売、世界初、自動運転高速渋滞時に(読売・8面)
●グーグル、閲覧追跡廃止へ、ターゲット広告「プライバシー配慮」(朝日・7面)
●スバル、吉永会長退任へ(朝日・9面)
●外環道掘削2年凍結、調布陥没南向き一部区間(東京・25面)
●日経平均反落、628円安、1か月ぶり安値、米金利上昇を警戒(日経・7面)
●車体生産マグナ、ソニーも頼る、水平分業、EV参入の受け皿に(日経・14面)
●輸入車販売台数、先月4.4%減(日経・15面)
●ダイハツ、社員6500人にAIの研修(日経・15面)
米グーグルが個人情報に配慮、閲覧追跡を廃止…広告業界に打撃も[新聞ウォッチ]
2021年03月05日(金) 08時48分
関連ニュース
- トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ] (04月18日 08時53分)
- ホンダ、中国向けにEVの新ブランド「燁」を投入、起死回生狙う[新聞ウォッチ] (04月17日 08時46分)
- 三菱ふそうが苦肉の策、工場の従業員を“出稼ぎ”でバスの運転手に[新聞ウォッチ] (04月16日 08時00分)
- トヨタ、堤工場の停止期間を再び延長、ダイハツは5月から全工場で生産再開[新聞ウォッチ] (04月12日 08時45分)
- 再建途上のビッグモーター、夜間に相次ぐ展示車の盗難被害[新聞ウォッチ] (04月11日 08時31分)