ULTRABUSTER(ウルトラバスター)《写真提供 ダイハツ工業》

ダイハツ工業は、紫外線(UV)による除菌装置「ULTRABUSTER(ウルトラバスター)」を開発し、近隣の医療機関等への無償貸与を2月25日より開始した。

ウルトラバスターは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大下にて、最前線の現場で活動している医療従事者への貢献のため、2020年春頃からダイハツの「くらしとクルマの研究所」にて開発を行ってきた除菌装置。室内の空気を強力に吸い込み、筐体内に格納された6本の紫外線ランプの照射により除菌する。専門機関による試験では、室内(25立方米)の浮遊ウイルスを約11分で90%低減、約21分で99%低減できる効果が確認できている。

ダイハツでは、同年秋頃から近隣の医療機関や社内診療所などで実証実験を実施。今回、3月までに250台程度を近隣医療機関等へ無償貸与することを決定した。