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週末にツーリングを楽しむモーターサイクリストにとっては嬉しいニュースではないだろうか。国土交通省が、高速道路における二輪自動車(オートバイ)料金について、実質的な値下げに向けた検討に入ったそうだ。

きょうの毎日が、政府・与党関係者の話として、1面の準トップ記事で詳しく報じている。それによると、自動料金収受システム(ETC)割引の「ツーリングプラン」の一環で、春から秋にかけての土日・祝日の日帰り料金が対象で、普通車の半額となる見込みという。

ただ、導入時期については「与党には年内の実施を求める声があり、調整している」としている。新型コロナウイルス禍で「密」を避ける移動手段として自動二輪車の利用者が増える中、利用環境を整備する狙いもあるようだ。

そもそも、軽自動車と同額というオートバイに限らず、日本の高速道路料金は外国と比べてもバカ高い。マイカー族にとってもガソリンなどの維持費とともに負担が大きく、思いっきりロングドライブを楽しむこともできないという声も上がっている。衆院選挙前のリップサービスなのかどうかはともかくとして、かつての「1000円乗り放題」のように、過疎化で疲弊する地方の観光地などの活性化を図る狙いからも、この際、高速料金の値下げは普通車も対象にするべきではないだろうか。

2021年2月22日付

●米旅客機エンジン炎上、住宅地に部品落下(読売・2面)

●二輪高速料下げ、ETC利用、普通車の半額、国交省検討(毎日・1面)

●テスラ、仮想通貨投資の愚行(日経・7面)

●豊田中央研究所、車の流れ1割改善、量子計算機で実験(日経・11面)

●バイク正面衝突、高校生2人死亡、東京・世田谷(日経・39面)