ホンダ・シビック・タイプR 用エンジン《photo by Honda》

ホンダの米国モータースポーツ部門のホンダパフォーマンスディベロップメント(HPD)は2月10日、『シビック・タイプR』用のエンジンを一般向けに販売すると発表した。公道走行は不可で、入門レースなどのモータースポーツ参加者向けに販売される。

シビック タイプR用のエンジンは従来、ホンダが米国でモータースポーツに参戦するチームなどに向けて販売してきた。HPDの「ホンダ・レーシング・ライン・プログラム」を通じて、販売が行われている。

今回、このシビック・タイプR用のエンジンの販売を、一般向けに拡大する。これにより、入門レースなどに参加するユーザーなどが、タイプR用のエンジンを購入することが可能になる。

シビック タイプRのパワートレインは、「K20C1」と呼ばれる2.0リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」。北米仕様の場合、最大出力306hp/6500rpm、最大トルク40.8kgm/2500〜4500rpmを引き出す。

HPDが販売するエンジンには、エンジンブロック、オルタネーター、ターボチャージャー、スターターモーターが付属する。「コントロールパッケージ」には、HPDが開発したECU、エンジン換装用ハーネス、アクセルペダルが含まれている。使いやすさを重視して開発されたHPDのECUは、さまざまな車両に簡単に搭載できるように設計されているという。

なお、フルパッケージは2021年5月1日から、米国で販売される予定、としている。

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