トヨタ・ヤリス・ハイブリッド 新型(欧州仕様)《photo by Toyota》

欧州自動車工業会(ACEA)は2月3日、2021年の欧州における新車販売見通しを発表した。2021年の後半、回復すると予想している。

ACEAが発表した2020年の欧州全域(EU+EFTA+英国の全30か国)の新車販売台数は1196万1182台。前年比は24.3%減と、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響により、2年ぶりに前年実績を下回った。

ACEAは2021年の新車販売について、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響は第1四半期(1〜3月)まで続くと予想する。しかし、新型コロナウイルスのワクチン接種が進むにつれて、新車販売は2021年の後半から回復すると見込む。

ACEAによると、新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年の欧州新車販売は過去最大の落ち込みとなったものの、2021年が回復への道のりの第一歩になるという。

2021年1月にACEAの新会長に就任したBMWグループのオリバー・ツィプセCEOは、「これまで以上にEU政府と協力して、グローバルな舞台でヨーロッパの自動車産業の競争力を強化することが重要」と述べている。

VWポロ《photo by VW》 プジョー308《photo by peugeot》