ジープの80周年を記念した特別モデルのティザーイメージ《photo by Jeep》

ステランティス傘下のジープ(Jeep)ブランドは1月25日、ジープの80周年を記念した特別モデルを1月28日、ワールドプレミアすると発表した。

米国陸軍は1940年6月、自動車メーカー135社に対して、軽量偵察車の受注入札を要請した。これに応じたのは、アメリカン・バンタム、ウィリス・オーバーランド、フォードモーターの3社だった。

この3社が1941年、共同生産したのが、初代ジープモデルとなったウィリス『MB』だ。米国陸軍の発注に対して開発されたのがウィルスMBであり、米軍兵士をサポートするために生まれたのが、初代ジープモデルとなる。

ウィリスMBは、タフで使い勝手に優れていた。その用途は幅広く、砂漠の長距離パトロール、除雪、電話線敷設、製材用車両、消防ポンプ車、戦場救急車、トラクターなどに利用された。ホイールを付け替えれば、線路を走行することもできたという。

ジープブランドは1月28日、ジープの80周年を記念した特別モデルをデジタルワールドプレミアする予定だ。ジープは、2021年は4×4のリーダーシップ、野外での自由、そして冒険の80年を祝う特別な年、としている。

1941年に登場した初代ジープモデル、ウィリス『MB』《photo by Jeep》 1941年に登場した初代ジープモデル、ウィリス『MB』《photo by Jeep》 1941年に登場した初代ジープモデル、ウィリス『MB』《photo by Jeep》