ルノー・クリオ(日本名:ルーテシアに相当) 新型《photo by Renault》

ルノーグループ(Renault Group)は1月12日、2020年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は294万9849台。前年比は21.3%減と、2年連続で前年実績を下回った。

全販売台数294万9849台の主な内訳は、乗用車が前年比22.2%減の243万0848台と、3年連続のマイナス。LCV(小型商用車)は、16.8%減の51万9001台とマイナスに転じた。

またブランド別では、ルノーが前年比24.1%減の178万7121台と、3年連続で減少した。ダチアは前年比29.2%減の52万0765台と、減少に転じた。韓国のルノーサムスンは、14.2%増の9万0300台と、4年ぶりに増加した。ロシアのラーダは、7%減の38万3983台と、4年ぶりに減少した。アルピーヌは、68.4%減の1526台と後退した。

市場別実績では、欧州が2020年、144万3917台を販売した。前年比は25.8%減と8年ぶりに前年実績を下回った。地元フランスでの市場シェアは、26.1%としている。欧州では2020年、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)が22万7079台を販売した。新型効果で、欧州Bセグメントの最量販車に君臨している。

また、日本は2020年、ルノーブランドが5963台を販売した。前年比は12.3%減と、2年連続で前年実績を下回った。

国別の販売台数ベスト5は、フランスが53万5591台で引き続き首位。前年比は23.3%減とマイナスに転じた。以下、ロシアが48万0742台、ドイツが20万4933台、中国が15万5671台、イタリアが15万4820台で続いている。

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