ドゥカティ・スクランブラー・ナイトシフト(2021年モデル)《photo by Ducati》

ドゥカティ(Ducati)は1月13日、2020年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は4万8042台。前年比は9.7%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。

市場別の2020年の販売実績では、イタリア本国が過去最高の7100台を売り上げた。ドイツも6.7%増の5490台と好調。スイスも11.1%増と伸びる。中国では2020年、4041台のモーターサイクルを販売。前年比は26%増と2桁増を達成した。

一方、日本は2020年、1689台にとどまった。前年比は10%減と、2年連続で前年実績を下回った。

車種別の2020年の販売実績では、『スクランブラー』が9265台のセールスを記録して、製品ファミリーとして最も多く販売されたモデルとなった。『ストリートファイターV4』は5730台を販売して、セグメントのベストセラーモデルとなっている。

ドゥカティは、複雑な世界情勢とシーズンピーク時における7週間の生産停止により、2020年上半期には大きな影響を受けた。しかし、下半期には記録的な販売台数を達成して、一年を締めくくった、としている。

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