メルセデスベンツ eスプリンター 次期型《photo by Mercedes-Benz》

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は12月9日、次世代の電動商用車向け車台、「エレクトリック・バーサリティ・プラットフォーム」を発表した。現在開発を進めている商用EVの『eスプリンター』次期型に、最初に採用される予定だ。

eスプリンターは、メルセデスベンツの主力商用バン、『スプリンター』のEVバージョンだ。現行eスプリンターの電動パワートレインは、モーターが最大出力116hp、最大トルク30.6kgmを発生する。最高速は用途に応じて、80km/h、100km/h、120km/hの3仕様が設定される。

バッテリーは蓄電容量が41kWhまたは55kWh。55kWh仕様の場合、900kgの荷物を積んだ状態で、1回の充電で最大150kmを走行できる。急速充電に対応しており、およそ30分でバッテリー容量の8割を充電できる。

メルセデスベンツは、このeスプリンターの次期型に、次世代の電動商用車向け車台、エレクトリック・バーサリティ・プラットフォームを初採用する予定だ。エレクトリック・バーサリティ・プラットフォームは、大型バンセグメント向けに新開発されたEVプラットフォームとなる。

次期eスプリンターは、柔軟性の高い新開発プラットフォームによって、3種類のバッテリーと複数のボディの組み合わせが可能になる。次期eスプリンターは、パネルバンやミニバンからトラックまで、ほぼすべてのビジネスシーンに適合する予定だ。この中には、4列シートのミニバンも含まれる。メルセデスベンツは、従来は燃焼エンジン搭載車でしか実現できなかった豊富なバリエーション、としている。

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