ダイハツコネクトを採用した新型ロッキー《写真提供 ダイハツ工業》

ダイハツ工業は12月3日、競争力強化に向けてユニット・本部・部・室課の大括り化や、海外事業強化、新技術、新事業に対応するための体制強化などを目的に、2021年1月1日付けで組織改正を実施すると発表した。

コーポレート統括本部は、経営資源を有効活用して、経営戦略を実行するため、コーポレート本部と管理本部を統合し、コーポレート統括ユニットの「コーポレート統括本部」に統合する。室についても地域活性化Maas事業室とコネクティッド戦略室を「新規事業戦略室」に統合するなど、再編する。

技術統括本部は、将来を担う新技術の構築、CASEやMaaSなどに迅速に対応するため、室と本部付チームを再編するとともに、「コネクティッド企画開発室」を新設する。

車両開発本部は、デジタル開発の加速や、ASV関連人材の集約、技能伝承を強化して、業務効率化・生産性向上を図るため、室を再編する。パワートレーン開発本部はモデルベース開発を加速し、バーチャル設計・評価による開発をスリム化し、開発効率向上を図るため、エンジン開発、駆動開発に関係する室を再編する。

調達本部は組織統合によるスピーディーな意思決定を図るため、総括関連と企画関連の室を統合する。生管・生技本部は電動化に向けた取り組みと働き方改革を推進し、本部内の業務集約・移管、効率化とスピードアップを図るため、ユニット関連、車両関連の業務をそれぞれ集約する。