ランボルギーニ・ウラカンSTO《写真撮影 工藤貴宏》

ランボルギーニはイタリア現地時間の11月19日、V10搭載モデル『ウラカン』(Lamborghini Huracan)の特別なモデル「ウラカンSTO」をオンラインでワールドプレミアした。同社のモータースポーツ部門の知見が生かされ、軽量化とエアロダイナミクスを磨き上げて作り上げた、さながら“公道を走れるレーシングマシン”といっていいだろう。

このモデルは、ワンメイクレース車両「ウラカンSuper Torofeo EVO」やデイトナ24時間レース3連覇やセブリング12時間耐久レース2連覇など輝かしい活躍をしているレース車両「ウラカンGT3 EVO」の技術を受け継いだロードモデルだと同社は説明する。

ところで、このウラカンSTOをはじめ、スバル『BRZ』新型、ホンダ『シビック』新型、インフィニティのクロスオーバーSUV『QX55』、そしてジープ『ラングラー』のV8モデルなど、ここ数日は新型車のワールドプレミアが集中している。そこには理由がある。実は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて中止された「ロサンゼルスモーターショー」が開催される予定となっていた日程なのだ。

ウラカンSTOもその会場(もしくは会場周辺)でワールドプレミアされる予定のスケジュールだったと考えれば、アメリカでのレースを背景としたストーリーを持つことも納得である。

20日に東京でおこなわれたメディア向けの発表会では、はやくも実車を公開。世界初披露の翌日に早くも日本で実車がお披露目されたのだから驚きだ。

それについてランボルギーニ・ジャパンの代表を務めるダビデ・スフレコラ氏は「我々(ランボルギーニ)がいかに日本を重視しているかの証である」とコメント。実は日本市場においてランボルギーニは右肩上がりで成長を続けており、2013年に118台だった販売台数は2019年には678台まで増え、世界で2番目の市場規模を争うポジションにつけている。そして、コロナ禍においても日本での販売台数は全く衰えていない。

そんな背景もあり今回、ワールドプレミアの翌日という早いタイミングでの日本公開が実現したのである。グローバルでのデリバリーは2021年春以降で、日本での価格は3750万円(税別)を予定している。

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