レクサスの欧州ラインナップ《photo by Lexus》

レクサス(Lexus)は10月26日、欧州市場における新車販売台数が100万台を突破した、と発表した。

レクサスは1990年、欧州市場に進出した。『LS400』(日本名:初代トヨタ『セルシオ』に相当)が最初のモデルだ。LS400はパフォーマンスや燃費などの面で、高級車のあり方を再定義し、プレミアムカー市場の変革の始まりを示した。

レクサスは2005年、世界初の高級ハイブリッド車の『RX400h』(日本名:トヨタ『ハリアー・ハイブリッド』に相当)を発表した。欧州で販売された100万台のレクサス車のうち、45%以上がハイブリッド車だった。現在、ハイブリッド車はレクサス全ラインナップに用意されており、西欧では全販売の96%を占めている。

レクサスはまた、変化する顧客のニーズと嗜好に従い、市場のトレンドを反映した新モデルを開発してきた。レクサスが、すでに欧州で55万台を販売したSUVクロスオーバーモデルが、その代表だ。現在のレクサスのラインナップでは、『RX』とそのロングホイールベース仕様の『RXL』、ミドルクラスの『NX』、コンパクトな『UX』と、ラインナップを拡大。SUVが、欧州販売の80%以上を占めている。

欧州販売100万台のうち、SUVのRXが最多で、28万9284台を占めた。以下、『IS』が20万2210台、NXが15万5366台、『CT200h』が9万7637台、『GS』が7万4998台で続いている。

レクサスの欧州SUV《photo by Lexus》 レクサスの欧州SUV《photo by Lexus》 レクサスの欧州SUV《photo by Lexus》