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電脳交通は10月19日、クリーンエネルギー・スマートホーム事業を展開するフィットと提携し、「住まい」と「移動」をセットにした「電脳Fit住宅」を徳島で提供すると発表した。

家具・家電・WiFi環境・移動費込みで月々1万9800円(税込)から部屋を提供する。電脳交通は、地方自治体や交通事業者と地域の移動の課題解決のための実証実験を進めている。今回の取り組みもその一環で、フィットとともに地域の生活者が必要とする移動サービスの構築を推進する。

新型コロナウイルス感染拡大で、都市部を中心にリモートワークが普及してきた。都会を離れ、快適な地方で暮らしたいというニーズは増えているものの、実際に地方に移り住む上で、地方では「移動手段」として不可欠な自動車の保有がハードルとなる。今回、電脳交通とフィットが協力し、住まいと移動をセットにした移住者のための住居「電脳Fit住宅」を企画した。

電脳Fit住宅は、 移住者の経済的・物理的・心理的なハードルを低くする新しい移住の形。家具・家電・WiFi付きで、シングルタイプは月々1万9800円(同)から。ファミリータイプは月々2万9800円(同)からと、月の半分を徳島で過ごす二拠点生活でも、 大きな負担にならない家賃設定とした。立地は便利な徳島市内の物件。

家賃には、JR徳島駅の距離なら月2回のタクシー移動費が含まれており、電話一本で電脳交通がタクシーを配車する。

10月19日から12月31日まで入居者を募集する。選考した後、入居開始は2021年3月1日から。対象は主に首都圏と関西圏在住の20〜50歳代の男女で、SNSで2週間に1回以上の「徳島LIFE」の発信と2カ月に1回のレポート作成の協力が条件。

四国の生活環境で不十分だと思うもの《資料:電脳交通 / 四国経済連合会から孫引き》