DJI 新スマートフォン用スタビライザー「DJI OM 4」(画像:DJI)

パカッ、カチッと着脱できて、さらに精度が高まった3軸スタビライザーと追尾機能で簡単に安定した動画が撮れる。そんなスマートフォン用ジンバルが登場した。DJIの「DJI OM 4」。Osmo Mobile シリーズの後継機種で最新モデルだ。

Osmo Mobile シリーズから大きく進化した点は、磁石を使用したアタッチメント、強力なモーターと3軸スタビライザー技術の刷新など。直感的操作をアップデートし、さらに本体とスマホのリアルな取り外しも、容易にできるようにしたという。

まず先代モデルや競合他社モデルとはっきり差別化しているのが、磁気リングホルダーと磁気スマートフォンクランプの追加。スマホと両面テープで固定する磁気リングホルダー、従来モデルに似た軽量金属製磁気スマートフォンクランプとも、ジンバル本体側と磁石でカチッと着脱でき、電話着信時や動画チェックなどに素早くジンバルからはずせる。このカチッ、パカッという着脱感が新しい。

さっそくDJIが開いたタッチアンドトライ会で試してみると、スマートフォンにアプリをダウンロードして、録画開始までも、あっという間。まずは専用アプリDJI Mimoをダウンロードし、アプリを起動。スマホとすぐにペアリングが始まり、前出のアタッチメントをスマホ本体につければ、カチッと装着して撮影をスタートできる。ここまでちょっとつまづいても5〜10分。

いよいよ動画撮影ボタンをオン。ここで「DJI OM 4」に新搭載された「ActiveTrack 3.0」の実力を試す。スマホの画面で追いかけたい被写体をタッチして選択するだけで、「DJI OM 4」が自動追尾してくれる。この追尾が楽しいぐらいに精度が高く、一度体感すると、ジンバルは手放せないと感じるだろう。

しかも、今回の ActiveTrack 3.0(アクティブトラック 3.0)から、人物は大人・子ども・ペットなど、被写体の識別精度も改善され、より思いのままに撮影できる。また、アクティブトラック中の構図を専用ジョイスティックで調整できるようになって、より直感的に操れると実感。

この他、ジェスチャー操作やダイナミックズーム、スピンショット、パノラマ、ストーリーモード、スポーツモードといったクリエイティブ機能も充実している。

たとえばジェスチャー操作は、画面にむかってピース(Vサイン)すると、動画が始まるといった機能で、セルフタイマーなどの手間から開放してくれる。またダイナミックズームは、被写体を決めると本体の前後動作にあわせて自動でズームしてくれることで、被写体が固定し背景が動くという演出も実行できる。

さらに、ラプス系も強化。タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプスの3つのラプス機能を搭載。ハイパーラプスは、ジンバル自体が上下左右に動いてもタイムラプス撮影を実行してくれる。これら3モードは、3軸ジンバルの技術とともに、EIS(電子式映像ブレ補正)技術のおかげ。さらに滑らかな映像を映し出してくれる。

「これクルマや電車を撮るのにもいい」。そう感じた今回の DJI OM 4 タッチアンドトライ。価格は1万6500円。YouTubeにもビジネスにも旅行にも便利に使えるだろう。

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