マツダの防府第2工場《写真提供 マツダ》

マツダは7月31日、2020年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表。コロナ禍による需要縮小や操業停止による生産ロスなどにより、最終赤字は667億円となった。

第1四半期連結累計期間のグローバル販売台数は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大に伴い、需要が急速に縮小したことから、前年同期比30.8%減の24万4000台となった。市場別内訳は、国内が同33.9%減の2万6000台、北米は同18.8%減の8万1000台、欧州が同58.3%減の2万8000台、中国は同13.2%増の6万1000台。その他地域は同47.9%減の4万8000台だった。

販売台数の減少などより、売上高は同55.6%減の3767億円、営業損失は453億円(前年同期は70億円の利益)となった。経常損失は、為替差益の計上などから418億円(同91億円の利益)。また、新型コロナウイルス感染症の影響で工場の操業を停止した期間の固定費等205億円を特別損失に計上したことにより、四半期純損失は667億円(同52億円の利益)となった。

未定としていた今期の連結業績見通しは、売上高2兆8500億円(前期比16.9%減)、営業損失400億円(前期は436億円の利益)、経常損失340億円(同531億円の利益)、純損失900億円(同121億円の利益)。またグローバル販売台数は前期比8.4%減の130万台とした。

マツダの宇品第1工場《写真提供 マツダ》