メルセデスベンツの電動車専用アプリ「EQ Ready」《photo by Mercedes-Benz》

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は7月13日、スマートフォン向けアプリの「EQ Ready」にアップデートを行い、欧州で新機能を採用した、と発表した。

EQ Readyは、EVやハイブリッド車などの電動車両への乗り換えを検討している顧客をターゲットに開発されたアプリだ。電動車両のある生活を仮想体験できるのが特長。内燃機関搭載車に乗るユーザーの走行データを記録し、分析する。仮に、メルセデスベンツやスマートの電動車両で同じ距離を走行した場合、燃費やコストなどの面で、どれくらいのメリットが生じるかを教えてくれる。EQ Readyは2017年の発表以来、欧州で160万回以上、ダウンロードされている。

メルセデスベンツは、このEQ Readyに最新のアップデートを施し、新機能を採用した。「7日間チャレンジ」、仮想充電シミュレーションなどの新機能に加えて、新しいデザインによるユーザーエクスペリエンスの向上を図っている。

新機能の7日間チャレンジは、アプリを起動して1週間、ユーザーが走行する毎日のルートが分析される。このデータ分析の結果、ユーザーがメルセデスベンツのPHVやEVに適しているかどうか、アドバイスしてくれる。

アプリでは、目的地に現在のバッテリー残量で到達できるか確認できる。必要な電力と走行ルート沿いの充電ステーションを通知する。さまざまな充電ソリューションの充電時間を、シミュレートすることもできる。このアプリは、世界30か国以上で利用でき、充電ステーションを見つけるのに役立つ、としている。

メルセデスベンツの電動車専用アプリ「EQ Ready」《photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツの電動車専用アプリ「EQ Ready」《photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツの電動車専用アプリ「EQ Ready」《photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツの電動車専用アプリ「EQ Ready」《photo by Mercedes-Benz》