SDL連携イメージ《写真提供 ナビタイムジャパン》

ナビタイムジャパンは、iOS向けカーナビアプリ「カーナビタイム」と、スズキがメーカーオプションで提供するSDL対応車載機との連携を7月3日より開始した。

カーナビタイムは、端末内に地図を保持することでオフラインでも使用できるスマートフォン向け本格派カーナビアプリ。VICSによるリアルタイムの渋滞情報や駐車場の満空情報の確認、独自のノウハウを活かして渋滞を考慮したルートや車高・車幅を考慮したルートを案内する。衝撃検知・自動記録対応の「ドライブレコーダー」機能も搭載。2020年6月からは英語での案内にも対応した。

SDLは世界各国の自動車・車載機器メーカ、オートモーティブ関連ソフトウェア各社が加盟する非営利団体「スマートデバイスリンクコンソーシアム」によって策定されている、業界標準の車載コネクト用オープンソースプラットフォーム。ナビタイムジャパンは2017年10月に同コンソーシアムに加盟して以来、車載ディスプレイ上でスマートフォンカーナビアプリの操作性を高めるために研究開発を重ね、2018年9月よりApple CarPlayに対応。その後のOSアップデートに合わせて、交差点やジャンクションの案内画像表示、ドライブレコーダー機能にも対応している。

2019年10月には、SDL対応「カーナビタイム」を提供開始。車載ディスプレイを用いることで視認性も向上し、より安全・快適にカーナビタイムを利用できるようになった。今回のスズキSDL対応車載機との連携は、トヨタ自動車、ダイハツ工業に続いて3社目となる。

ナビタイムジャパンは今後、カーナビタイムと車載機を連携させることで、車速情報など車両から取得できる情報をスマートフォンアプリで活用することも検討。これにより、例えば、トンネル内などGPS情報を取得できない場所でもより正確なナビゲーションが可能となるなど、カーナビゲーション技術およびサービスのさらなる向上も期待される。