北海道への他県からの流入人口《画像 2020 NTT DOCOMO,INK, ALL Rights Reserved.》

NTTドコモが6月21日に発表した「モバイル空間統計」によると、都道府県をまたぐ移動自粛解除後、観光客が多い都道府県での流入人口が増加していることが明らかになった。

調査は携帯端末数から人口を推計したもの。都道府県をまたぐ移動自粛解除後の土日を対象に、居住地情報の都道府県と異なる都道府県に滞在していた人口を集計し、県間移動人口として分析した。

それによると観光客が多い都道府県での流入人口では北海道は前週の土日と比較して、1都3県、愛知県、大阪府からの流入人口が約2割増加した。1都3県は前週の土日と比較して、他県からの流入人口が全体的に約1〜2割増にとどまっている。沖縄県は東京や大阪からの流入人口が約6割増加しているが、流入人口の絶対数としては多くないとしている。

1都3県と北海道の流出人口では、北海道の居住者は前週の土日と比較して、他県への流出人口が約1割の増にとどまっているため、県をまたがる移動が少ない。1都3県の居住者については前週の土日と比較して、1都3県間の流出人口は1〜2割の増加にとどまっている。一方で、1都3県の近隣の県への流出人口が増加しており、長野県、山梨県については約6〜9割増加、栃木県、静岡県については約4〜5割増加している。